DXと言えば、ウェブサイトを持ったり、ソーシャルメディアで活躍したりすることと思うお客様も少なくありません。もちろんソーシャルメディアで活躍するのもDX戦略の一つと言えますが、それだけでありません。
今まで一般企業では、ファイルサーバを社内又はデータセンターに置いたり、社内プロセスがマニュアルだったり、請求書を郵送したり、マーケティング資料を印刷したりしていました。
こういった状況の中では場所(オフィス)・人への依存性がかなりあり、高いコストもかかっていました。
そこでこの数年DXという概念が生まれ、基本的に場所(オフィス)や人への依存性を低くし、コストを抑えながら、企業をデジタル化して行くようなコンセプトが出てきました。
そしてクラウド、SAAS系ソフトウェアの使用、デジタル・ワークフロー系ソリューションを使用することによりDXが可能になりました。
クラウド・SAASを使用したDXの例:
●社内ファイルサーバーをクラウドに移動することにより、社内・社外から情報へアクセス出来るようになり、特別にサーバーハードウェアを購入したり、管理したりする負担を削減することが可能です。
●オンライン勤怠システムと、それに繋いでいる会計システムを利用することにより、紙ベースのタイムシート管理、スキャン、保管、送付等の負担が全て削減出来ます。
●オンラインCRMシステムを使うことにより、顧客データベース、請求書作成時の印刷・郵送・印紙代等の負担を削り、迅速化出来ます。
●ワークフロー系ソフトを利用することにより、社内の承認・稟議プロセス等をデジタル化できます。そうすると、今回のパンデミックのような状況下でも場所に関係なく、承認ワークフローを進めたり、質問をすることが出来ます。
企業としては社内ガバナンスも大切で、ワークフローを維持しながら、デジタル化を推進して行きたいですよね。
SERVICENOWと言うソフトウェアは、最初はサービス管理やインシデント管理ソフトとして企業へ導入されるようになりましたが、色々なモジュールを加えることにより、今ではDXを支援するソリューションとして知られています。HRのワークフロー、社内資産管理、ガバナンス管理、オペレーションマネジメント、イントラネットのようなナレッジベース共有等の様々な企業内のプロセスをデジタル化することが可能です。
これらにより、初めて会社のディジタル・トランスフォーメーション(DX)と言えます。貴社はDX戦略として何か予定していますか?